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活動報告report

青森市市民後見人フォローアップ研修


第2回青森市市民後見人フォローアップ研修

 2015年3月10日(火)午前10時より、青森県観光物産館アスパムにて「第2回青森市市民後見人フォローアップ研修」を行いました。

 当日は前回同様、養成研修を修了した23名が参加しました。

 研修では、弘前市の市民後見人をモデルとして、「後見人の職務〜身上監護〜」の講義を行いました。
ここでは、実際に市民後見人として活動している方を講師に招き、後見人の職務である身上監護はどのようなことをするのかという確認や、後見人としてやらなければいけないこと・やってはいけないことの確認、また、「被後見人をはじめ、関係機関に対し、どのように自己紹介・挨拶するか?」といった実際の経験に基づいた講義がされました。
 午後からは「報告書の書き方」の演習を行いました。用意された事例を元に、被後見人の収支を計算し、家庭裁判所へ提出する報告書の作成と、「成年後見制度利用支援事業」等も含めた報酬付与の方法を紹介し、実際に報告書を作成しました。
 
 参加した受講生からは「報告書の様式はどこで手にいれるのか」「生活保護受給者からはどのように報酬をもらうのか」等の質問がありました。

身上監護に関する講義の様子。

養成研修で学んだことを思い出しながら、実際にはどのような業務を行っているのかをお話いただきました。
「もしも自分が後見人だったら?」という議題に対してグループワークを行いました。

「被後見人にどのように自己紹介するか?」「医療同意を求められたら?」等、講師が実際に体験したことを元に勧められました。
報告書作成の演習の様子。

 鹿内葵(あおい森ねっと)も講師に加わり、市民後見人として報告書を提出する際の注意点を学びました。


第2回青森市市民後見人フォローアップ研修アンケート主計結果はコチラ⇒pdf




第1回青森市市民後見人フォローアップ研修

 2015年1月31日(土)午前9時30分より、青森県観光物産館アスパムにて、「第1回青森市市民後見人フォローアップ研修」を開催いたしました。

 参加対象者は「平成25年度青森市市民後見人養成研修」を修了した方々で、当日は24名が参加されました。

研修は、まず主催者である青森市健康福祉部高齢介護保険課から「認知症の人がその人らしく生きられるように、それを支援する一員として市民後見人の活躍に期待するためにこの研修で基礎を身に着けてほしい」とご挨拶いただきました。
 その後は田村良弁護士を講師としてお招きし、「成年後見人の倫理と職務について」の講義をしていただきました。田村先生からは、「後見人として活動する際には本人の自己決定の尊重が絶対」であるという倫理観と、後見の実務に関しては「あくまでも本人の財産であって、自分のものではないということを忘れてはいけない」ことや、親族との付き合い方等、実際の活動で体験した事例をもとに講義していただきました。
 午後からは「財産目録(初回報告)の書き方」の講義と演習を行いました。演習後には「本人(被後見人)の情報はどうやって集めたらいいのか」「本人のお小遣いはどの程度なのか」「自宅で生活している方の場合はどのような活動になるのか」等、様々な質問がありました。また、「実際に活動するのは不安だ」という意見もあり、市民後見人としてのフォローアップだけでなく、サポート体制を充実させることも重要になるということがわかりました。

「成年後見人の倫理と職務について」の講義の様子。

田村先生から、成年後見人としての倫理観や、実際に実務をして体験したエピソードや事例を話していただきました。
「財産目録(初回報告)の書き方」の講義です。

成年後見人として就任する前後の流れを確認し、初回に提出する報告書や財産目録、収支予定表に関する講義でした。
「財産目録(初回報告)の書き方」演習の様子。

用意された事例をもとに、成年後見人としてこれからどのように活動していくかを、初回の報告書や収支予定表を作成し、確認する作業を行いました。
 「実際に活動する時には講師がいないから不安だ」等の声もあり、監督業務等の必要性を確認しました。

「第1回青森市市民後見人フォローアップ研修」アンケート集計結果はコチラ⇒pdf(※pdfファイルが開きます)



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